今、こういう言葉を目にする機会が増えていますよね。

 

このコロナは、チャンス！

生き方を変えるべき時

恐竜は強くても、変化に対応できなかったから絶滅した

生き残るのは変化できる生き物

 

そういう言葉を読むと、どれも

「そうなんだろうなぁ」と思うし、心が元気な時は

「そういうふうに捉えてやっていこう」

と思うのですが、現状に適した行動をしてどんどん変化している人たちを見ると、

本当のことを言うと自分が絶滅する恐竜のように思えてきます。

 

 

「講演ができない分、YouTubeで配信したら？」

「ポッドキャスト始めたら？」

と心配してくれる友人などもいるのですが、

まず、自分がしゃべってる映像を見るのがしんどいのと、それがずっと残るんだと思うと、気が重くてとても心の準備ができません。

 

ラジオは好きだから、ポッドキャストなら・・・と以前挑戦してみたのですが、

誰もいないところで一人で喋るのは今の私には無理でした。

いつも、パーソナリティーの方に助けられてたんだなぁと実感していました。

 

講演会が中止になるかどうかという時に、一つの案として

zoomで開催というお話もありました。

「はい、お受けします」と言ったものの、自分ができる気がしませんでした。

 

ほんと、恐竜の気持ちがわかるような気がします・・・

 

でも、そんな気持ちを何とかするのはやっぱりそうじ。

 

今まで、忙しかったことを口実に整理できていない資料の整理や、

新しい講演用のDVDを作りますと言いながら、もう五年以上そのままになっている

「作る作る詐欺」解消など

今だからこそできることは結構あるのです。

 

それが新しい収入になるか、時代の流れに乗れるか、はわかりませんが、

「生き方を変えるなんて、全然できてない」

と鬱々としているよりはよっぽど心の健康に役立ちます。

 

そうして過去のものに手入れしているうちに、新しいことへのひらめきや

「これやってみたい！」

が生まれるかもしれない。

 

先にどう進んでいいのかわからない時は、

とりあえず足元を整えるのが鉄則だったなと思い出し、整理に励んでいます。

 

とりあえず、新しくDVDを作るのに紙の写真をデータ化する作業があって、

自分でやるのか業者に頼むのか、そこで思考が止まっていました。

 

私が芸者になった頃は、まだフィルム現像の時代。

「機械を買って読み込む？どうする？」

と思いながら、苦手なことなので先延ばしにしまくっていたら、

息子が、

「僕、してあげるわ！」

と、２５０枚ほどの写真をデータ化してくれました。

パソコンにも機械にも詳しいわけでもなく、

「やってみよう」

と思ってくれただけのよう。

 

方法としては、プリンターのスキャナーを使ってデータ化することになりました。

 

最初は二人で説明書を見たり、ネットで調べたりしていましたが、

１枚残らず一人でやってくれて、本当に嬉しいことでした。

 

全部私が背負っているように思ってきたけれど、

気づかぬうちに息子が私の荷物を持ってくれていることがたくさんあると気づく長い長いお休み。

 

 

この調子で、今までそのままにしておいたことを一つづつ仕上げていこうと思います。

 

⏬データ化してくれた写真の一部

 

 

本朝廿四孝（ほんちょうにじゅうしこう）の八重垣姫（やえがきひめ）

赤い衣装を引き抜きの後、狐憑きになる場面にて

 

東をどりにて

残念ながら、今年は開催中止だそうです。