誰かの背中をなでる手に

「人の優しい気持ち、嬉しい気持ち、相手を想う気持ちが、ちゃんと届きますように」
田舎で生まれ育った私は、人が集まる場所ではいつもそんなことを思っていたような気がします。
ちょっとしたことが原因で、人が仲違いをする場面をみることが多かったからだと思いますが、誤解されそうな言葉を言い換えたり、言葉足らずなところを補えば、「お互い大事に想いあっているのがちゃんと伝わる」という気づきは、芸者になってからとても役に立ちました。

今も講演や執筆で私がしているのは、立場が違う人どうしの想いを伝えたり、人の心の中の言葉にならない想いを言葉にすること。
言葉で誰かの心にふわっと寄り添い、それに触れた人の心が軽くなったり、元気になったり、なんだかいい気持ちになるような・・・
そんな誰かの背中をなでる手になれたらいいなと思いながら、今日も話したり、書いたりしています。

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