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お多福美人講座美しさは福を呼ぶ

開運とヤル気に一番必要なのは、睡眠と休息

 

 

この前からブログで、やる気満々の宣言ばかりしていましたが、

今のそういう気持ちになるまでには、

全くやる気の出ない時期や、どん底感を満喫する時期もありました。

 

 

今思い返すと、状況とは関係なく、絶えず自分のことを責めていたときが一番辛かったと思います。

 

仕事のことで自分を情けなく思うことも度々ありましたが、

ことのほか、母として、家庭人としての自分を情けなく思い、

「ちゃんとしたお母さんだったらこうなのに、それに比べて私は・・・」

と、一日中思っていたように思います。

 

 

私は、元々料理は得意だと思っていたし、家事も好きだと思っていました。

芸者時代、

「料理なんて作らないでしょ?」

と言われると、

「馬鹿にするない!」

と思っていたし、芸者を辞めてからはマクロビの本も出しました。

(今Amazonで見たら、1円から売っていました。泣。結構いい本です。

帯は林真理子先生が書いてくださいました。)

 

土日に仕事が入ると、

「せっかくシーツを洗ったり掃除をしようと思っていたのに」

と思ったり、家事をすると心が慰められる気がしていました。

 

華やかで浮いた世界より日常に憧れがあったので、自分が家庭を持ったとき、うまくやっていけると思っていたのです。

 

ところがどっこいすっとこどっこいで、

毎日毎日続く家事や子育ては、全く楽しくなかったのです。

 

好きな本があったりすると、深夜まで没頭して読むなど、

母としての日常に支障をきたす癖をやめられないところがあって、

それでも子供は7時過ぎには学校に行くし、その前にご飯を作って、

給食セットを用意して、水筒にお茶を入れて、

ということが続きます。

 

家族の使った食器を洗って、それを食器棚に戻すたび、

「私、死ぬまでにあと何回これを繰り返さなあかんのやろ」

と、どんよりした気分になっていました。

 

過去に病気になったことで、食べ物のことも勉強していたので、

「これはダメ」

「あれもダメ」

「もっと手をかけないと」

と、ハードルは高く、それが自分のキャパをオーバーしているということもわからずに、

「やればできるはずなのに、私はなんてダメなんだ」

と思っていました。

 

それまで読んだり見たり聞いたりしてきた、

「自分を犠牲をしても家族に尽くす母」

「どんなにしんどくても、寝なくても、食べなくても、笑顔で家族に辛い顔を見せない母」

「自分のことは後回しで、いつも家族の幸せを、それだけを考える母」

と自分の違いに毎日泣きそうで、消えて無くなりたいような気持ちでした。

 

たまに、実物のそういう「理想の母」に会うと、

一日中そのことが頭を離れなかったりしました。

自分のことを責め抜いていたように思います。

 

そんなあるとき、何が転機だったのかはっきりしないのですが、

「全部やめちゃおう」

と思いたちました。

 

しんどかったら、料理は作らない。

買ってきても外で食べてもいい。

 

「カットしたネギなんて買ってはいけない」

と思っていたけど、

めんどくさい時はそれも全然あり。

 

生姜だってニンニクだって、チューブを使ってもいい!!

 

めんつゆの素も使う!

 

味噌造りも面倒だったらやめる。

 

しそジュースを作るのが苦になったら、買う。

 

朝早いスポ少の時は、おにぎりをコンビニで買う!

 

それまで自分がタブーだと思っていたことを全て「犯していい!」ことにしたのです。

 

それから、仕事がなくて眠たい時は寝る。

 

昼寝をゆっくりしても罪悪感を感じない。

 

買いたい服を買う。

 

夜寝る前でも食べたいものがあったら食べる。

(それがアイスでもケーキでも!)

 

そんなふうに、自分に許していなかった

「自分を甘やかしたり喜ばしたりすること」も、するようになりました。

 

 

「嫌だと思えば、やらなくていい」

と思ったら、それまで

「やらされている」

と思っていたから嫌だったけど、本当は好きなことやしたいこともいろいろありました。

 

カットしたネギは、辛くて苦手だから、本当は自分で刻んだネギが好きなこと。

しそジュースは面倒に思うことはあるけど、梅ジュースを作るのは好きなこと。

味噌は、やっぱり講演でいった土地のものを買うのがとても楽しいこと。

スポ少の早朝おにぎりは、他のお母さんたちもコンビニおにぎり派が結構いて安心したこと。

でも、自分で作るのも嫌いじゃないこと。

 

「こうせねば」

がなくなったおかげで、自分の本心もいろいろわかった気がします。

「嫌だったらやめていい」

と思うようになっただけで、料理をするのも家事をするのも、前よりずっと楽しくなりました。

(生理痛の時などは、子供に丸投げしています)

 

そういう期間があって、

「別にいいお母さんじゃなくてもいいか〜」

と思えた頃から、子供ともそれまでよりずっといい関係になったような気がします。

 

 

自分を絶えず責めていた時は、子供がだらしなかったりすると、

怒り死にするんじゃないかと思うくらい腹が立ちましたが、

自分もだらしないことを認めるようになってから、徐々に怒りが小さくなっていきました。

(それでも、宿題が60個溜まっていますと言われたりすると、発狂しますが。笑)

 

 

『捨てれば入る福ふくそうじ』という本も書いているし、

確かに開運にはそうじは効果があると思っていますが、

福を呼ぶのに何より大事なのは、

「疲れている時はちゃんと休むこと」

「睡眠時間はしっかりとること」

だと感じています。

 

 

抱えきれないほどのことを抱えて、それでも、

「もっと頑張らないと」

「そうじをしなきゃ」

と思うのではなく、

「まずはゆっくり休んでいいよ」

ということが、かえっていい結果を生むと思うのです。

 

それまで自分が信じてきた信念を手放すのは怖いし、

苦しかったり辛かったり、自分を許せなくなったりすることがあるかもしれません。

私も、手抜きする前は、手抜きを勧める情報に出会うと、

「そんなことしちゃダメなのに。先生に言いつけるからね!」

みたいな気持ちになることもありました。

特に子供のご飯については、

「こうあらねばならない」

というのが譲れませんでした。

自分がそれまで、

「ちゃんとしたご飯こそが健康な体を作る」と信じていたのに、

それをやめて楽をしようとする自分が許せませんでした。

人に知られるのも怖かった。

 

 

でも、もし今の自分が苦しいなら、今していることを一旦休憩してもいいと思えるなら、

責めるのはやめて一度ゆっくり休むことをおすすめしたいと思います。

 

そして、

「そうはいっても、私は今の責任を手放せない」

と思う方は、

「こうやって頑張ってる私、本当に偉いよね。

すごいよね。よく頑張ってるよね。

こうやって休んだらって勧められても、家族や自分のために努力をやめないんだから、

本当に素晴らしい!!」

とご自身に労いの言葉のシャワーをかけていただきたいと思います。

 

「休みたい時は休む」

「休みたい時は休んだほうがいいかもしれないけど、それはしたくないから頑張る」

 

どっちが偉い、も、どっちがすごい、もなくて、

どっちを選んだ時にも、

「しっかり休んで偉いね」

「頑張って偉いね」

と同じように自分の選択を認めて味方をする。

自分の味方をする。

 

そんなふうに暮らしていきたいなと思います。

 

 

私自身は、あの、

「すべて手放した時期」

があったからこそ今、またやる気が出てきているように思います。

確かに食事は大切。

でも心の健康はもっと大切。

心の健康も食べ物から作られると言われるけど、

義務と責任で辛くてしょうがない気持ちで作るなら、笑ってカップラーメンだと心底思えたのです。

(自分で腑に落ちるまでは、そういうことを言う人のことも敵視していたと思います。敵視って怖いなぁ)

 

人にどう思われたってしょうがない。

だってそれが自分なんだもの。

本当の自分を出して嫌われたりダメって言われたら、

「はいそうですか」

と思えばいいんだ。

無理しなくていいんだと思えたから、自分の本心を探る作業もできるようになったのかもしれません。

 

 

 

開運とヤル気には睡眠と休息。

もしピンときたら、ぜひお試しください。