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お多福美人講座美しさは福を呼ぶ

みちのく旅日記 1

昨年から、北国で講演させていただくことが多く、

雪の影響を考慮して現地に前日入りさせていただくときなどは、

存分にその土地を味わうことにしています。

とはいえ、誰かの有名な句(尾崎放哉という方でした)

「咳をしても一人」

ではありませんが、

夕ご飯も朝ごはんも一人

もちろん寝るのも一人の移動

そんなひとりぼっちの心の中で、頭の中で、独り言や妄想がいつも渦を巻いています。

フェイスブックやインスタではその時どきに記事を上げることもあるのですが、

もう少しじっくり、文字でその土地で感じたことを書きたくて、

少し前の旅になりますが、まずは青森へ伺った時のことから綴っていこうと思います。

 

青森へ行ったのは12月の初め。

九州などの遠方でも、

日帰りの場合は着物で飛行機に乗って、そのまま帰ってくることも多いのですが、

前乗りや後泊でお客様と打ち合わせなどがない場合は、洋服で移動することも。

そういう時にたまたま、講演を聞いてくださったお客様と出会ってしまった場合、

その落胆ぶりが突き刺さることがあります。

「そんなにひどいかしら、私の洋服・・・」

これは何も私に限ったことではなくて、

芸者時代の朋輩も、

「今日は洋服でおいで」

と言われて行った席で、あからさまにがっかりした顔をされた

という報告多数。

名脇役で、献立日記などの著書でも有名な女優の沢村貞子さんも

洋服だと値打ちが下がるとご主人から常々言われていたとのこと。

着物を着るイメージの女性が洋服を着ると、

そういう反応が起きるのは自然なことだと自分を慰めています。

でもね・・・

北国

雪国

女一人旅

というと、やっぱりこんなかっこで彷徨っているようなイメージをお持ちの方が多いのです

(この写真は後ろが飛行機で、イメージとはズレますが)。

 

ところが実際私が青森に行った時のかっこうはこちら

 

 

がっかりされるスキを与えないよう、ほぼ誰だかわからないいでたちです。

 

この日は奇しくも、昭和演歌やその歌詞をたどる日になったのですが、

そのスタートは「まずは市バスに乗るみちのくひとり旅」でした。

 

次回へ続く