女のいろいろ

 

 

 

昔から、

「レトロなビールの看板の人にそっくり」

と言われることが多かったのですが

(高松塚古墳の壁画とか、平安時代の人とか、要は昔の顔で

思春期の頃には涙することがありました・・・)

この絵を淀屋橋でみたときには、あつかましいのを承知で書くと、

「わたし?」

と思いました。

 

つくづくと、古い顔を実感します・・・

 

古い顔が幸いしてか、芸者時代は本当に幸せな、楽しい経験をたくさんさせていただきました。

 

花柳界に入ることを夢見たのは、

着物をよく着せてくれた祖母の影響もさることながら

言葉や生活様式などの伝統あるものへの憧れ

女ばかりが集まる特殊な世界への興味などもあったのだと思います。

 

ハレの日が日常である華やかな世界をうんと見せていただいて

芸者を辞める頃の私は、ケの世界への憧れと

その日々を粛々とおくる女性への尊敬でいっぱいでした。

自分もそうなりたい、いや、そうでなければ女としてダメなんだと思い、

自分の実力を直視しないまま、なおかつ

完璧を求めるという苦しい循環の中にいました。

今は、

「自分の心が動くことに素直になって、

できないことでやりたくないことは、

もうしない」

「関心のあることを追いかけることに時間を使う」

という心境です。

 

私はやっぱり女の暮らしに興味があって、

世代、人種、時代、地域、個性・・・

いろんな場所のいろんな生き方をとっても知りたいのです。

そしてそこから、女としての知恵を授かったり、

豊かな人生をおくるヒントをもらったり

生きる活力をわかせたり

より良い未来へ思いを馳せる手掛かりとしたい、

多分、そんな風に思っているんだと思います。

 

この前から読んでいる

「小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代」

阿古 真理

(新潮新書)

を読んで、自分が勝手に縛っていた自分への縄が消えたような気がしました。

 

どんなことを感じたか、また次に書こうと思います。

 

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