自分を褒めるということ

謙譲の美徳のある日本では、自分の事はもちろん 身内を褒める事も、歓迎されない空気が漂っています。   自己顕示のために自慢したり身内を褒めるのは、 確かにあまり美しい光景ではありませんが、 頑張った事に対してきちんと認めたり賞賛をおくるのは、 なんら非難される事ではありません。   日本の文化の中には、残すべき素晴らしいものがたくさんありますが、 見直しを必要とする事も多々あります。 その一つが自分や身内をけなすのをやめる事。 もっともっと自分を認めて、 親、きょうだい、パートナー、子供たちのいい所を見て 口に出すべきだと思っています。   他人にわざわざ言う必要はありません。 自分の心の中で自分を褒めたり、 家族の中で、お互いのいい所を口に出して言い合うことができたら、 日本に差し込んでいる光の色は、3トーンくらい明るくなるのではないでしょうか。   日本人、特に女性は放っておくと一日中自分に駄目出しをしていることがあります。   朝起きて、 ご飯を作ってお茶を沸かして、 そうじして、 洗濯して、 お化粧をして、 回覧板を回して、 とれたボタンをつけて、 仕事に行って、 子供を迎えに行って、 洗濯を取り込んでたたんで、 夜ご飯を作って、 お化粧を落として・・・   独身女性ならここに 婚活をして、 デートをして、 未来設計をして・・・と もう、きりがないほどのいろんなことを毎日しているのです。 ところが、そのうちのいくつか 今日しようと思っていたことのたった一つでもできなかったら、 「あ〜あ、どうして私って」 となってしまいます。   できた事がたくさんたくさんあっても、 できなかった事を見て自分を責めてしまうのです。 毎日頑張って、 自分を磨いて、 仕事をして、 家族に尽くして・・・   それで自分を労っているのならいいのですが、 自分の気持ちに蓋をしたり、 願望を押さえこみながら、 さらに自分を責めているとしたら、 本当に自分がかわいそう。   自分では、あ〜あと思って責めてしまうけど それが友達の話なら 「あなた、すごく頑張ってるじゃない! ほんとにえらいよ」 と言うはずなのです。   自分を律することも、反省して改善することもとても大事なことですが、 行き過ぎた無理や後悔はしなくてもいいんだよと自分に言ってあげましょう。   自分のこともきちんと認めて、 優しい言葉をかけたり、 いいところを見つけたり、 できたことを喜んだり。   自分のことをとっても大切に思ってくれる友達が、自分を応援してくれているような感じで、 自分の親友になりましょう。 自分を褒めるのはとっても大事。 責めるのは、効果がないばかりかますますできない方、 暗い方に心を向けてしまいます。 だいたい、自分を責めていい気分になる人はいませんよね。 今の気分が次に起こる出来事を創っているのだから、 自分を責めるより褒める方がずっといいことが起こります。   自分を褒めるだけで、世界が変わったように感じる方も多いはず。   男性は、一日中自分を責めている方は少ないかもしれませんが、 自分を褒めるなんていう事、 面映ゆくてとてもできない、した事がないという方が多いと思います。 先日の講演会の後に感想を言ってくださった方も、 自分を褒めるなんて少しもしていなかったと仰っていました。   自分にひたすら鞭打って、結果が全ての男性にとって 自分を褒めるなんて女々しく感じるかもしれません。   でも、そんな方こそ、褒め始めると世界が変わることを感じていただけると思います。 そして、褒め出すと人のいいところに気づくようになります。 持っているものもしていることも変わらないのに じんわり幸せを感じるようになります。 寝る前に、今日1日の自分について、ウンと褒めてみてください。 気持ちよく挨拶したことでも、 道を譲ったことでも、 小さなことであればあるほど効果的。   日々の小さな幸せを感じるのが難しい方は、 まず自分を褒めることから始めると、 身の回りの恵みにも敏感になっていきます。   一流と言われるお客様とたくさんお目にかかる機会を得田中でつくづく感じたのは 「人は人からどれだけ賞賛されても、 自分で自分を認めていなければ 一生焦りや物足りなさを感じて生きる」 という事。 反対に 自分で自分にOKを出せていれば、 人からの賞賛を得るために何かをするのではなく 本当に心が動く事ができるという事。   今日はぜひ、眠る前に、自分の一日の中で自分を褒められる事を10個思い浮かべてみてください。   普段見落としているような小さなことを。   自分を褒める事、またこれからも書いていきたいと思います。          

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